2012年7月17日火曜日

一姫二太郎!


 先日,待望の第2子が誕生しました。男の子です。上の子が女の子なので,世に言う一姫二太郎ということになります。
 周りの人からは,第2子誕生を報告するたびに,「一姫二太郎おめでとう!」という言葉をいただいております。

 この,「一姫二太郎」という言葉,もともと、女の子は母親の手伝いをするので,第1子が女の子,第2子が男の子という順で子どもが生まれた方が育てやすいことから生まれたというのが通説のようです。
 もっとも,旧民法時代には,家督相続制度があり,この家督相続は長男子単独相続が原則であったことから,最初の子は男の子を望んでいたのに女の子が生まれてしまったときの慰めの言葉として用いられたという話もあるようです。

 ところで,昨今,児童虐待のニュースが後を絶ちません。平成24年7月13日,里子を虐待死させたという事件で,懲役9年の判決が下されました。
 児童虐待は,虐待する親がその親から虐待されていた幼少期の経験,精神的な不安定さ、地域からの孤立など、さまざまな要素が原因となって行われてしまうと考えられます。

 それだけに、児童虐待を防止するためには,主観的には親自身の根深い原因要素を除去するとともに、客観的にも学校,児童相談所などの公的機関から,周囲の環境,近所づきあいに至るまで,多角的な「目」で見守ることが必要となります。私達も,お節介と言われることを恐れずに,口を出してあげることも必要なのかもしれません。
 少子高齢化社会において(そうでなくても),子どもは宝物です。今回,第2子を授かるにあたり,この当たり前のことをあらためて実感しました。「一姫二太郎」の由来がいずれであれ、子どもが無事生まれたことを喜び、今後大切に育てていきたいという気持ちを新たにしたところです。

弁護士 S

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